プッシュ通知やクーポン配布の効果が上がるタイミングとは

アプリマーケティングの中心とも言える、プッシュ通知やクーポン機能。頻繁に実施しているアプリ担当者の方も多いはず。とはいえ、配信する時間帯やタイミングで結果に大きな差が出ることもあるだろう。タイミングを外してしまうと効果が出ないだけではなく、かえってユーザーに迷惑がられてしまう可能性も…プッシュ通知の停止などにつながるケースもあるため注意したい。

そこで、プッシュ通知やクーポン配信に最適な時間帯・タイミングについて検証したい。ユーザーの動向に関するデータや、タイミングを計った施策で成功したアプリマーケティング事例を紹介しよう。

(1)まずはユーザーがアクティブな時間帯を把握する

プッシュ通知のタイミングを考える上で、重要なのはユーザーの行動パターン。例えば学生やビジネスマンがターゲットの場合、平日なら通勤・通勤中や昼休みがスマートフォンをチェックする機会だと想定できる。そのタイミングでプッシュ通知を送れば、ユーザーに届きやすくなるだろう。

ただしアプリの種類によって、利用が多い時間帯は変わる。例えばニュース系アプリは午前中の利用が多いという特徴がある。一方ショッピング系アプリは昼間よりも夜ゆっくりくつろぎながらネットショッピングをする人の方が多いと言われる。例えば店舗の週末セール情報を配信するなら、週末ではなく週末の予定を考え始める木曜や金曜あたりの方が適していると言えるだろう。

配信側が送りたいタイミングではなく、受け手側の行動・ライフスタイルにあわせたタイミングを検討しよう。アプリの行動解析をしている場合は、多く使われている時間帯や曜日をチェックしてみると、より傾向がつかみやすいはずだ。

(2)定期配信や期間を絞り、ユーザーにチェックする習慣をつけてもらう

ユーザーに通知をチェックする習慣づくりを狙うアプリも増えている。例えば定期的に同じ時間にプッシュ配信をするパターン。またクーポン配信する際に、クーポンの有効期限を1日など短めに設定するというケースもある。これを繰り返せばユーザーは通知が来た時にすぐにチェックするよう習慣づけることも可能になるだろう(もちろんそれなりの特典をつけるのも重要だ)

またアプリユーザー限定で先行通知期間を設け、一般のユーザーよりも早いタイミングで通知をするアプリもある。こうしたユーザー限定・期間限定といった手法も組み合わせることで、よりユーザーのアクティブな行動につなげる効果が期待できる。

(3)最適なタイミングを考慮して、成功したアプリ事例

全国展開するコーヒーショップ「上島珈琲店」のアプリでは、店舗限定で値引きクーポンを配信している。ただし一般的なクーポンと違い、使える時間が決まっているのが特徴。(しかも利用後は、利用可能な残り時間が表示される)さらにクーポンには1日の配信枚数の上限があり、アプリには残り〇枚と表示される。ユーザーの使いたいタイミングにあわせて使えるクーポンを配布することで、より来店促進につなげたいという狙いがうかがえる。

またECでタイミングを見計らったプッシュ通知として、浸透しつつあるのが「かご落ちプッシュ」。かご落ちプッシュとは、一旦EC上でユーザーがカートに入れたものの購入しなかった場合、後からプッシュ通知で再度レコメンドするというもの。中古品販売を行うコメ兵でもかご落ちプッシュを利用し、CVRを向上させた実績もある。(※コメ兵の場合はブラウザプッシュを利用)

上記の事例のような通知は、当然ながら手動では難しい。アプリ管理機能において自動プッシュ機能があれば、よりきめ細かいタイミングでプッシュ通知が可能になる。最適なタイミングでアプリを活用していくには、タイマー通知機能やオートプッシュ機能(ユーザーのアクションにあわせて自動で配信される機能)が不可欠と言えるだろう。