競合はどれくらい?アプリダウンロード数を調べる方法とは

「多くの企業がアプリを導入している中、たとえ新しいアプリをリリースしても、埋もれてしまうのでないか」

アプリ開発を検討している企業において、このような不安を持つ担当者は多いのではないでしょうか。しかし、事前に競合アプリのダウンロード数を調べて市場分析をしておけば、どのくらいのダウンロード数が見込めるかがわかりますし、自社で開発するアプリが他社とは一味違ったものにできる可能性がグンと上がります。

この記事では、調査に役立つアプリダウンロード数の分析ツールや、アプリ開発までの手順を紹介していきます。

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アプリをもっと「ダウンロード」してもらうためのプロモーションの必勝法!

 

自社アプリが完成したものの、ダウンロード数が増えずに悩んでいるご担当者様必見!アプリのダウンロードを促すプロモーション施策の方法をご紹介します。
ちょっとした隙間時間に読めるボリュームなので、ぜひご覧ください!

 

アプリをもっとダウンロードしてもらうためのプロモーションメソッド

アプリのダウンロード数を調べる方法

iPhoneとAndroidのそれぞれに専用のアプリストアがあり、ほぼ全てのアプリがストアからダウンロードされています。アプリのダウンロード数を調べる場合、AndroidアプリであればGooglePlayストアから調べることが可能です。検索結果の「追加情報」の「インストール」欄にてダウンロード数をチェックしてみましょう。

一方、iOSアプリはApp Storeから調べることができません。そこで、下記にご紹介するツールを使うことをお勧めします。

iTunes Connect

iTunes Connect内の「Sales and Trends」からレポートを参照することでiPhoneアプリのダウンロード数を見ることができます。AppleからSales and Trendsのレポートをダウンロードできる公式Javaプログラムが公開されているので、それを利用して毎日自動取得することも可能です。

ただし、ダウンロード数は分かっても、売上金額は自分で計算しないと分からず、レポートが見づらい、データを保持できる期間が短い、フィルタ機能が貧弱、などという声もあります。

URL:https://itunesconnect.apple.com/login

App Annie

「App Annie」とは、国内外でリリースされているアプリのマーケティングデータをまとめたウェブサービスを提供している企業です。アプリパブリッシャーの上位100社のうち、9割以上が利用している、アプリ調査会社では世界で最も広く利用されているツールです。

App Store、Google Playをはじめ、Mac App Store、Amazon App Store、Windows Phone Storeなどに対応しており、電子書籍もiBooks、Kindleに対応してします。国別でまとめることもできるので、海外のマーケティングに活用でき、世界中のアプリストアのトレンドをレポートにまとめることも可能です。

URL:https://www.appannie.com/jp/

AppSales-Mobile

アプリのダウンロード数や収益を、日や月ごとに集計して見ることができるツールです。AppStoreでの販売ではなく、GitHubで公開されているソースコードをコンパイルしてインストールするiPhone用アプリです。Boxcarと連携させれば新しいレポートがあったときに通知ができ、公開されているソースコードからフォークして機能を追加することもできます。

URL:https://github.com/omz/AppSales-Mobile

App Analytics

自分が公開しているアプリのAppStoreページのPV(どれくらい見られているか)、リファラー(どのサイトから遷移してきたか)、ダウンロード率(そのうちどのくらいダウンロードされたか)、使用率(ダウンロードした翌日以降も使っている人)などを見ることができる、Apple純正の解析サービスです。

閲覧にはAdmin、Finance、もしくはSales権限が必要になり、iOS8以上のデバイスのみ計測データに含まれます。また、診断データおよび利用情報をアプリ開発者と共有することに同意したユーザーのみを解析対象としているため、他の解析ツールよりも数字が少なくなっています。

URL:https://developer.apple.com/jp/app-store-connect/analytics/

appFigures

「appFigures」とは、iTunes Connectに自動で接続し、毎日レポートをダウンロードしてくれるウェブサービスです。そのほかにも集計結果をレポートにまとめてメールで配信、アプリの売り上げや複数のアプリを任意の期間で集計・グラフ化、AppStoreのレビューの表示などができます。

利用の際に注意する点は、admin権限を持ったアカウントの情報を登録しないようにすることです。iTunes Connectに接続する必要があることから、iTunes Connectへのアカウント登録をしなければなりません。万が一にアカウントの情報が漏れてリリースしているアプリが削除されてしまう危険性を防ぐためにも、admin権限を持つアカウントの情報は登録しないようにしましょう。

URL:https://appfigures.com/

 

調べたダウンロード数の活用方法

アプリのダウンロード数を調べることは、アプリを作成する際に「競合がどれくらいダウンロードされているのか」、「作成したらどれくらいのダウンロード数が見込めるか」の目安になります。調査結果の活用方法やアプリ開発手順を以下で紹介していきます。

競合他社調査

競合アプリを見つけたら、「ダウンロード数」や「アクティブユーザー数」でアプリの規模感を把握します。アクティブユーザー数の調査は「App Ape」というアプリ分析ツールを使って調べることができます。

App ApeはiOSとAndroidの両OSに対応しており、ユーザー分析のほか、競合アプリの分析、アプリ市場の分析に役立ちます。

URL:https://ja.appa.pe/

規模感が把握できたら、競合アプリがどのようにユーザーを獲得しているかを調査します。調査するポイントは「アプリ名」「説明文」「ランキング推移」「広告の出稿有無」の4つです。多くのデベロッパーはアプリ名に検索で一番探されやすいであろうワードを入れています。説明文にも検索流入のワードを繰り返し入れているケースも多いです。

順位が大きく上がっている場合は、何か特別な集客手段をとっているか、リワード広告を出稿している場合があります。また、バナー広告を見ることでアドネットワークに出稿しているかどうかがわかります。

競合アプリの新機能や運用方法もチェックすると、自社アプリの参考になります。ストアのアップデート文章やプッシュ通知、メルマガ、アプリデザインの変更、SNSアカウントの情報など、さまざまな方法で競合アプリの変更改善を調べることができます。また、ストアのレビューやTwitterなどでユーザーの声を把握することも有効です。

ダウンロード数を見る際の注意点

ダウンロード数が分かったら、2つのことに注意しないといけません。

1つ目は「現在のユーザー数ではない」ことです。リリースされてから今日までにダウンロードされた数が記載されているので、古いアプリほどアンインストールしているユーザーも多くいます。

2つ目は「どういった経緯でダウンロードされたかまではわからない」ことです。ユーザーが興味をもって自分からダウンロードしたのか、広告などを見てとりあえずダウンロードしたのかは数字上では把握できません。後者であれば、現在はダウンロード数ほどユーザーが残っていないかもしれません。

しかし、ダウンロード数が多いアプリは要注意であることには変わりありません。アプリの事業としてまとまった予算をかけている、もしくはかけていたと予想されるので、戦略次第では手強い競合になります。

 

アプリの企画・開発

アプリの企画

市場の分析が終わったらいよいよ開発に進んでいきます。すでに作りたいアプリの企画がある場合はより具体的に内容を練っていきます。ここまで分析結果を元にターゲットの明確化、競合との差別化、ASO対策、マネタイズのモデルなどを設定していきます。

アプリの開発

企画ができたらいざ開発です。社内にスキルのある方がいれば問題ありませんが、そうでない場合は、個人開発より、アプリ開発会社に依頼する方が失敗は少なく、最終的には安価に済むことが少なくありません。

アプリを開発するには、まず環境を用意する必要があります。開発に必要なのは下記3つのツールです。

  • パソコン
  • 実行環境(スマートフォンやタブレット)
  • アプリ開発ツール

開発したいアプリがiPhoneなのかAndroidなのかによって、ツールとパソコンのOSが変わってきます。iPhoneの場合はツールが「XCode」、OSがMacになります。Androidの場合はツールが「Android Studio」、OSはMacでもWindowsでもどちらでも大丈夫です。Android Studioを使う際には「Java Development Kit」という、Javaで開発するために必要なものが揃ったツールも用意します。

また、アプリ開発には開発者ライセンスに登録する必要があります。iPhoneの場合はAppleID、Androidの場合はGoogleアカウントです。配布用のライセンス登録(有料)はリリース前にしておけば大丈夫です。

アプリ開発で困ったら…

アプリを作りたいけど知識や専門用語が分からないという方には、誰でも手軽にアプリ開発ができる「Yappli(ヤプリ)」がおすすめです。

Yappliはアプリをスピード開発・運用できるプラットフォームです。操作が直感的であるため、専門的な知識や技術がない非エンジニアでも簡単に開発ができます。制作時間も1日から2日でできる場合もあり、申請作業もYappliが代行するので手間がかかりません。

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