【ShortNote】熱量を分解するということ(2022年11月7日配信分)

先日、ホームセンターのCAINZによるオウンドメディア「となりのカインズさん」の副編集長・与那覇一史さんにお話を聞く機会がありました
最近のオウンドメディア界隈の中でも特に勢いがあるとなりのカインズさんが大切にしていることが、作り手の熱量。

つまり、そのコンテンツで取り上げたいことに対して、作り手自身がどれだけ情熱を注げるかを重要視しているとおっしゃっていました。この「熱量」と言うキーワードは、近年よく耳にする「ファンマーケティング」の文脈でも挙げられることが多く、そもそも発信者側が情熱を持っていないと、ファンなど生まれるはずもないと語られたりします。

一方で、熱量さえあれば全てうまくいくかと言うと決してそうではなく、熱量をそのまま発信したとしても、「伝わらない」壁にぶつかってしまうのは想像に難くありません。大切なのは、熱量の分解。
そこまでの熱量をなぜ持っていて、どう魅力的なのかをきちんと噛み砕く必要があるでしょう。

そこでおすすめしたいのが、詩人・最果タヒ氏の書籍『「好き」の因数分解』。「石」や「ポイント10倍キャンペーン」など、最果氏がごく個人的に好きなものについて、その理由などを書いているのですが、さすが詩人と唸るほど噛み砕き方が鮮やか。ただただ読み物として面白いですし、コンテンツや企画づくりのヒントにもなる名著です。

※本記事は、yappliで配信をしているコラムメール「ShortNote」で配信をしたコラムを転載しております。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。

昨今、ファンに愛されるブランドを作ることは、短期的に売上を求めること以上に重要視されているポイントです。
ヤッホーブルーイング様は、そんなファンマーケティングの施策を長年にわたって行なっている企業です。
彼らは、ただ施策を行なっているのではありません。顧客と自社を徹底的に見つめ続ける、地道な努力があったのです。

本資料には、そんなヤッホーブルーイング流のファンマーケティングに関する極意をまとめています。
サクッと読める量ですので、ぜひご覧ください。

ヤッホーブルーイングに聞いたファンマーケティングの極意