【ShortNote】静かに進化する(2022年11月7日配信分)

2022年9月23日にAppleのワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の第2世代が発売になりました。私も発売日に届いてから毎日のように使っています。3年ぶりのアップデートでどのように進化したのでしょうか。

まず、3年という年月は技術革新の速度が早いモバイル関連業界では長かったように思います。その年月を経ても外観のデザインがほぼ変わらず発表になったことは、そもそもAirPods Proのデザインの完成度を物語っています。
1ヶ月使用してみて、音質は向上していると素人にも分かるレベルで体感できました。音質に関しては、他社オーディオメーカーから発売されているワイヤレスイヤホンでも同価格帯でもたくさんあるので聴き比べても良いかも知れません。

私が注目したいのは、ノイズキャンセリングと外音取り込み(ヒアスルー)機能の向上です。
ノイズキャンセリングは、残念ながら発売からこれまで飛行機や新幹線での出張の機会がなかったため試せていませんが、電車やバスの中では明らかにノイズ除去の性能が上がっていることが体感できます。外音取り込みの性能は、初代AirPods Proも優秀でしたが、さらに性能が向上しています。

私のライフスタイルでは、音楽を綺麗に聴くよりも、ノイズキャンセルと外音取り込みが重要なため、この点は非常に満足しています。それ以外にも、イヤホン本体で音量を調節できるようになり、さらに使い勝手が上がり手放せないアイテムになっています。

ほぼ同じ外観で、39,800円と高額なため見送っている方も多いかと思いますが、この静かな進化は価値がありiPhoneをメインで使っているのなら、個人的にはおすすめできる製品です。

 

※本記事は、yappliで配信をしているコラムメール「ShortNote」で配信をしたコラムを転載しております。

金子洋平

1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、 2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。