【ShortNote vol.22】多様性はもう、あらゆる世代のものだと思った話

多様性。

日々のマーケティング業務の一環として、人気のマーケティングメディアなどを徘徊していると、かなりの確率で目にするキーワードです。同様に多くの注目を集めている「Z世代マーケティング」とセットで語られることが多く、Z世代は“Z世代”として属性をひとくくりにしてコミュニケーションすると、うまく行かないと結論付けられる記事をしばしば見てきました。その記事一つひとつについてはただただ納得で、ゆえに「Z世代=多様性が強い方々」という認識が刷り込まれていましたし、実際そうだろうとも思っています。そんな折に、つい先日「日経クロストレンド」の新着記事を眺めていると、あるタイトルに目が止まりました。

絶対やってはいけないシニアマーケ 高齢者を“ひとくくり”にするな

このタイトルを見た瞬間に、自分の中で無意識のうちに、「シニア層」と「多様性」というキーワードを遠い位置に置いていたことに気付いてハッとしました。Z世代が個性豊かで多様性があるというメッセージを受けて、いつの間にかその対極にある存在としてシニア層を捉えてしまっていたのです(なお、記事内ではZ世代の対比としてシニア層が語られているわけではありません)。

思えばもう、スマートフォンやモバイルアプリは若者だけのものではありません。シニア層も当たり前にSNSをチェックしたり、自分好みのコンテンツを楽しんでいます。それほどライフスタイルは大きく変わったのに、シニア層に多様性がないわけがない。

上記の記事は会員にならないと全文読めないのですが、ぼんやりとしたものだったシニア層への解像度をグンと高めてくれる、とても素晴らしい記事だったので、ぜひ読んでみてください。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。

 

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