ヤプリ エグゼクティブ・スペシャリストの伴です。
今年も1月7日〜18日までアメリカに行き、CESとNRFに参加してきました。
どちらのカンファレンスでも今年は「AIエージェント」が多く語られました。
CESの基調講演ではNVIDIAのCEO ジェン・スン・フアンがGenerative AI(生成AI)からAgentic AI (AIエージェント)の時代への進化を提示しました。
簡単にその違いを説明すると、2024年に大流行した、生成AIは、クリエイティブやマーケティング企画のサポートがメインで、私も調べ物をするときに良き活用しますし、企業のコンテンツでも生成AIによって作られたものも増えてきました。
一方、AIエージェントは、業務目的の実行までを自律的に行うもので、マイクロソフトの「Copilot Studio」やセールスフォースの「Agent force」などのツールを通じて活用ができる様になってきており、AIエージェントを簡単に活用できる時代になってくるでしょう。
AIエージェントは、RPA (ロボティック・プロセス・オートメーション)で対応できなかった様な定型化しにくい業務でも、環境を認識し、学習し、目的に応じて自律的に行動を選択する事で対応が可能となるでしょう。
個人的には、「生成AI」は、頼れるアイデアマンであり知的業務やクリエイティブ業務をする際のパートナーで、「AIエージェント」は、細かい指示を出さなくても目的を理解して仕事してくれる”超”優秀な部下だと思ってます。
この優秀なパートナーや部下を使いこなすための能力がこれからの時代必要となります。
それは「AIとのコミュニケーション能力」なのではないでしょうか。