【ShortNote vol.26】「お気に入り」機能を使い、パーソナライズされた顧客体験を実現する

10月10日、11日の2日間、今年で9回目となるヤプリサミットを開催しました。
本イベントでは、Yappliの最新機能紹介や、導入企業による成功事例発表などが行われます。

私は2日目のセッションで、SHIPSとリーバイスのEC戦略を担当するお二人から話を伺いました。コロナ禍を経て、リアル店舗とECの両軸での販売が活発化する中、両社のECやアプリ戦略に注目しました。
特に、両社が新たに導入したロイヤリティプログラムの取り組みは興味深かったです。

SHIPSは、商品購入だけでなく、来店予約など様々な顧客行動に対してポイントを付与する、より多様なロイヤリティプログラムへと移行しました。このプログラムは、店頭スタッフからも高い評価を得ているとのことです。

両社とも、お気に入り商品の再入荷や値下げ通知など、1to1のパーソナライズを強化しており、高いプッシュ通知の開封率と売上向上に繋がり、消費者の購買行動を裏付ける結果となっています。SHIPS、リーバイスをはじめ、アーバンリサーチ、ユナイテッドアローズのアプリでも、メインメニューに「お気に入り」機能が配置されており、OMOにおける顧客の購買行動を支援するトレンドが伺えます。

金子洋平

1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、 2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。

 

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