「STUDIOUS」運営のTOKYO BASE、アプリリニューアルで表現した世界観

セレクトショップ「STUDIOUS(ステュディオス)」やオリジナルブランド「UNITED TOKYO(ユナイテッドトーキョー)」を運営する株式会社TOKYO BASEは、8月1日、スマートフォンアプリをリニューアルしました。

今までは店頭で使えるポイントカードのみの機能でしたが、今回アプリを運用するプラットフォームにYappliを採用して、リニューアル。デザイン面の強化や、ECサイトへの送客、デザイナーやバイヤー、そして販売スタッフが商品を個別にレコメンドする「キュレーション」機能を搭載して大幅なアップデートを行いました。今回は、TOKYO BASEのプレス担当柿島さんに、アプリリニューアルについてお聞きしました。

main_entrance

アプリリニューアルのきっかけは?

「以前のポイントカードアプリは、2014年3月に開始しました。ダウンロード数は、4万ダウンロード程度です。もともとアプリは早期にリニューアルしたいと考えていました。以前のアプリはユーザビリティが悪く、デザインももっと拘りたかったのですが、システム的に難しく対応できていませんでした。

今回、社内的に自社ECの強化と、後ほどお話するキュレーション機能を追加するのが決まり、Yappliを使ってアプリをリニューアルすることにしました。」(柿島さん)

 

社内スタッフ、販売スタッフの新しい評価制度にもなる「キュレーション」機能

 

app_image

今回のアプリで追加された機能の1つが「キュレーション」機能です。デザイナーやバイヤーなどの社内スタッフ、実際に店舗で活躍する販売スタッフなどが自社ECの商品をスナップや独自のコメントで紹介し、自社ECサイトに誘導します。

どのコンテンツから、いくら販売したのかを計測しているため、自社ECサイトへの売上貢献が数値として分かるようになっています。

「もともと当社では、販売スタッフの店頭売上が給与に反映するインセンティブ制度を採用しています。今までの仕組みでは、店頭でECサイトを紹介しても販売スタッフの売上にはなりませんでした。それを今回アプリのキュレーション機能として、計測できるようにして、正当に評価できるようにしました。」(柿島さん)

 

アプリ内コンテンツを大幅にパワーアップ

app_studious app_unitedtokyo

ホーム画面は、TOKYO BASEが展開する「STUDIOUS」と「UNITED TOKYO」を左右スワイプで切り替えるデザインを採用しています。それぞれのブランドに対応する新商品の案内や、ルックブック、ショップリストなどを表示します。

 

会員バーコード表示機能もアップデート

 

pointcard

アプリ内のどのコンテンツからでも、常時表示されている右上のバーコードボタンを押すことで、店頭で使える会員バーコードを表示できます。

各ブランドの豊富なコンテンツと、既存のバーコード表示機能、そして新しくキュレーション機能を追加することで、店頭とECをスムーズに繋ぐハブとしてアプリが大幅にアップデートすることができました。

 

wall

 

もともと、販売スタッフの接客に定評のあるTOKYO BASE。今回のアプリリニューアルをきっかけに自社ECサイトの売上拡大を目指します。

店頭接客から、アプリのダウンロードをさらに促進し、オムニチャネル戦略も強化していきます。

「今までの販売スタッフの売上には限界がありました。(ショップの営業時間など)。当社の魅力的なスタッフの生産性を上げたいと考え、今回のキュレーション機能を生み出しました。インセンティブには反映されるため、今後はどんどんコンテンツが配信されていく予定です。現在は限られたスタッフだけですが、今後は様子を見つつ、社長を含め全スタッフに拡大する予定です。」(柿島さん)

 

実店舗の積極出店で売上を伸ばしてきたTOKYO BASEですが、今後は実店舗のスタッフを良い意味で巻き込み、実店舗、ECの売上をさらに伸ばしていくようです。今年8月には、グローバルECサイト(越境EC)、渋谷神南の店舗をグローバル旗艦店にリニューアルするなど、様々な取り組みを開始しています。今後のビジネス展開から目が離せません。

iOS:
https://itunes.apple.com/jp/app/tokyo-base/id975977877?mt=8

Android:
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.xaas.x3034811&hl=ja

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。