高田明氏の言葉から学ぶ「伝えることの大切さ」と、感動の会員登録体験

先日、ヤプリの非公開イベントにて、ジャパネットたかた創業者の高田明さんの講演を拝聴する機会に恵まれました。その中で、特に心に響いたのは「伝えることの大切さ」についてのお話でした。「ほとんどの人は『伝えたつもり』になっているだけで、本当に伝わるまで伝え続けなければいけない」という言葉が、今も深く残っています。

私自身、セミナーやイベントで講演する機会が多いのですが、聞き手に本当に伝わっているのか、改めて考えさせられました。SNS、メールマガジン、アプリのコンテンツやプッシュ通知など、日頃から「伝えたつもり」になっていないか、意識する必要があると感じています。

さて、今回は「会員登録」のしやすさについてお話したいと思います。日々、様々なサービスを利用する上で、会員登録は避けて通れません。特に、店頭での会員登録がスムーズでない場合、登録をためらったり、諦めてしまうこともあるのではないでしょうか。

今年の初めに、スマートフォンだけを持って買い物に出かけた際、普段持ち歩いているモバイルバッテリーを忘れてしまい、充電も十分にしていなかったことに外出先で気が付きました。買い物の決済にも困るため、ファミリーマートで「ChargeSPOT」を借りることにしました。

ChargeSPOTの会員登録は、驚くほどスムーズで感動しました。専用アプリをダウンロードし、Apple IDで登録、Apple Payを選択するだけで完了。住所やクレジットカード番号の入力は一切不要で、モバイルバッテリーのスタンド横にあるQRコードをアプリで読み取れば、すぐにレンタルを開始できました。返却も、近くのコンビニやスタンドに充電器を差し込むだけで完了します。

一連の流れが非常にスムーズで、顧客体験(CX)を徹底的に追求されていると感じました。この体験自体が、ChargeSPOTのブランド価値を高めているのだと思います。ぜひ、ChargeSPOTをまだ試したことのない方は、一度体験してみてください。

金子洋平

1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、 2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。

 

みなさんにとっての「良い顧客体験」ってどのようなものですか?

ヤプリ金子洋平の「UX会議」 vol1.すがけんさんと見つめ直す「良い顧客体験」の根本とは?