【ShortNote vol.19】知っているつもりになっているマーケティングのこと

筆者はヤプリが運営するオウンドメディアの企画や記事執筆を担当しており、その業務の一環として、マーケティングやビジネスをテーマとした様々なデジタルメディアを定期的にチェックしているのですが、最近よく思うことがあります。

それは、「取り上げられている大きなトピックやテーマはあまり変化がないな」ということ。
読者によく読まれている記事をピックアップして、それらに共通するキーワードをいくつか拾い上げるということをしているのですが、「これ、先月や先々月と大体同じラインナップだ」となりがちです。

ところで、皆さんは“知り100”というのをご存知でしょうか?数年前にネットを中心に盛り上がった、軟膏のオロナインのプロモーション企画で、もうその企画自体は畳んでいるようですが、今でも“知り100”と検索すれば当時の内容の概要を振り返ることができます。

正式には、「知ったつもりにならないでリアルに体験した方がいい日本の100」というタイトルで、例えば「富士山に登る」「ジーンズを染める」「うどんを打つ」など、日本各地で体験できてなんとなくその概要はわかるけど、実際にやったことはないようなことをHPで紹介していました(それらのリアルな体験には、ともするとちょっとした怪我がつきもので、そういう時にオロナインがおすすめという訴求の流れ)。

この企画に込められた、「SNSやネットで見ただけで全てわかったような気になるのは勿体無い」ということは、日々のマーケティング業務についても同じことが言えるのではないかと、ふと思いました。

例えば、「エンゲージメント」や「CRM」「パーパス」など、もう聞き飽きたというようなワードに関しても、どこまで本当に理解しているのか、その定義は時代によってアップデートすべきなのかという視点を持って見つめ直すことは、思った以上に大切なことなのかもしれないと。
お話の冒頭で触れたように、主要なデジタルメディアで取り上げるトピックは月々でそう大きくは変わっていない印象ですが、それらを「知ってる知ってる」と言ってスルーするのか、より解像度を高めようと中身を紐解くのかによって、自分自身のアウトプットも変わってきそうだなと肝に銘じたのでした。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。

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