【ShortNote vol.13】ヤッホーブルーイングさんと話していて一番面白かったことは (8月7日配信分)

今月、ヤッホーブルーイングさんをゲストに迎え、ファンマーケティングをトピックとしたオンラインセミナーを実施します。私はその企画担当で、セミナーは事前収録のため、既に撮り終えているのですが、個人的に最も興味深かったお話をここで発表したいと思います。

今でこそファンマーケティングと言えばヤッホーさんという世間の認識だと思いますが、もちろんヤッホーさんも最初からファンマーケティングのエキスパートたり得たわけではありません。様々なトライ&エラーを重ねてきたからこそ今があるのですが、現在の取り組みだけを見るとそのレベルが高すぎて、これからファンマーケティングをじっくりやっていこうとしている企業からすると「ウチはそこまでできない。ヤッホーさんだからこそファンと深く繋がっていられるのだ」と感じてしまう可能性も少なからずあるのかなと思っています。

そこで、このセミナーではヤッホーさんのファンマーケティング初期について厚めに語っていただいているのですが、個人的に最も興味深かったことはこの初期のお話の中に出てきました。それは、「ハーレーダビッドソン」です。
バイクに興味がない方も名前は聞いたことがあると思いますが、ハーレーはその界隈では絶大なブランド力を誇るアメリカのオートバイメーカー。そしてヤッホーさんは、ファンマーケティング初期のベンチマークとして、ハーレーの取り組みを参考にしていたとのことなのです。

ハーレーは当時、バイクを提供するのではなく、バイクのある暮らしを提供するという、ライフスタイルマーケティングに注力し、ハーレー好きで集まってツーリングをするイベントなどを積極的に行っていました。

なぜこのお話が面白いかと言うと、ビールメーカーがバイクメーカーを参考にしたということにあります。ファンマーケティングでもそれ以外の施策でも、誰でも最初は事例などを参考にしたり真似をすると思うのですが、何をベンチマークにするかで結果も大きく変わってくるんだなということを、改めて感じたのでした。ヤッホーさんは本当にすごい。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。

昨今、ファンに愛されるブランドを作ることは、短期的に売上を求めること以上に重要視されているポイントです。
ヤッホーブルーイング様は、そんなファンマーケティングの施策を長年にわたって行なっている企業です。
彼らは、ただ施策を行なっているのではありません。顧客と自社を徹底的に見つめ続ける、地道な努力があったのです。

本資料には、そんなヤッホーブルーイング流のファンマーケティングに関する極意をまとめています。
サクッと読める量ですので、ぜひご覧ください。

ヤッホーブルーイングに聞いたファンマーケティングの極意