先日、飛行機に乗る予定もなかったのに、ふと行きたくなって羽田空港に行きました。
目的なく空港内をフラフラしていて気になったのは、自販機のバラエティの豊富さ。例えば出来立てのラーメンを食べられる自販機や、日本各地のご当地品を買える自販機、機内食だけを取り扱う自販機など、他で見たことがないような自販機がたくさんあって驚きました。
少し前には自販機で買えるショートケーキ缶が話題になるなど、自販機というチャネルで提供できる価値がとても多様化しているように思います。
個人的に面白いと思った自販機の活用法は、今年の5月に新宿・歌舞伎町で展開されていた「NFTの自販機」。こちらはアーティストの松田将英氏によるインスタレーションで、美術手帖のインタビュー記事によると、「NFTに興味のない人やウォレットを所持していない人でも参加できるよう設計した。より多くの人にNFTやWeb3の思想を体験してもらいたい」とのこと。
このねらいから、様々あるチャネルの中から自販機を選んだのが興味深く、NFTというコンテンツとアナログライクな自販機の意外性のある掛け合わせが結果的にSNSで話題となりました。この事例を知ってから、アプリならどのようなコンテンツが注目を集めやすいかを考えている今日この頃です。
※本記事は、yappliで配信をしているコラムメール「ShortNote」で配信をしたコラムを転載しております。