【ShortNote】発行部数No.1のテニス漫画では、試合中にブラックホールが出現する(2022年8月1日配信分)

ーー重要なのは、自社が提供する価値のフェーズをアップデートし
より高いレイヤーで顧客に選んでもらうこと。
そのためには、顧客の「知識」や「意識」もまた、
アップデートした価値に共感するような状態であることが必要

上記は、先日無事公開した弊社のWP(ホワイトペーパー)「ファンをつくり、選ばれるブランドになる方法」内の文章なのですが、この一文を見た時に、ある少年漫画を思い出しました。

それは、「テニスの王子様」です。
テニスの王子様は、1999年に週刊少年ジャンプで登場し、系列の月刊誌で今なお連載中。
歴代発行部数は圧巻の6,000万部で、テニス漫画史上最多となっています。

作中で行われているテニスは、ファンからは別名「テニヌ」と呼ばれており、検索すると「テニスを超えた何か」や「コート上でラケットとボールを使って争う超次元格闘技の一種」などと簡潔に説明されています。
そして、ファンづくりで大切なのは、このように「テニスでありながらテニスではない」
という存在になることだと思うのです。
ファンと共鳴し合い続けることで、カテゴリを超越した独自のジャンルを確立する。

この状態こそが、企業が目指す一つの到達点ではないでしょうか。
企業のマーケティング担当として、これからもテニスの王子様の動向から目を離せません。

※本記事は、yappliで配信をしているコラムメール「ShortNote」で配信をしたコラムを転載しております。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。