2016年3月4日にオープンしたMARINE & WALK YOKOHAMA(マリン&ウォーク横浜)。
横浜赤レンガ倉庫に隣接した、この新しい商業施設は、ファッションから雑貨、
そして海を見ながら食事ができる飲食店もコンパクトにまとめた「ライフスタイル提案」そのもののようなスポットだ。
施設は三菱商事が担当している。
「ライフスタイル提案」は、ここ数年、アパレル業界を中心によく耳にする言葉の一つ。
「ノームコア」や、その次「アスレジャー」との流行の流れとはまた違ったアプローチとして
アパレル業界からの期待の販売チャネルである。
この「ライフスタイル提案」ブームの背景は、サザビーリーグが運営する「ロンハーマン」の
成功がきっかけだろう。
(ロンハーマン千駄ヶ谷店)
(ロンハーマン千駄ヶ谷店)
千駄ヶ谷からはじまったロンハーマンは現在全国に15店舗展開するまでに成長している。
サーフボード、ファッションから雑貨、カフェも併設されていて都内にいながら、
西海岸のリゾート的な優雅さがある。カフェも、長年国内のスターバックスの発展を
支えていたサザビーリーグの強さが光る。
このロンハーマンの快進撃を他社が黙ってみているはずもなく、B:MING LIFE STORE(ビームス)、
SHIPS Daya(シップス)、niko and…(アダストリア)など各社が展開している。
さて、今回オープンした「マリン&ウォーク」の出展企業を見てみたい。
マリン&ウォークは、みなとみらい側から赤レンガ倉庫までの海沿いに沿って、
横長の小さなモールのような形になっている。
みなとみらい駅側から入ると、一番最初に2フロアでマリン&ウォークの顔として
「Fred Segal」(フレッドシーガル)が入っている。
もしかしたらロンハーマンみたいと感じられる方もいるかも知れないが、
元々アメリカのフレッドシーガルのインショップがロンハーマンである。
フレッドシーガルとしては、マリン&ウォークが代官山に次いで2店舗目の国内展開となる。
赤レンガ倉庫側のメインテナントにはCOS(H&M)が入った。
その他には、スティーブンアラン(ユナイテッドアローズ)、マーガレットハウエル(アングローバル/TSI)、ヘリーハンセン(ゴールドウィン)、トッドスナイダー(アングローバル/TSI)、ネイバーフッドなどユニセックスに楽しめるブランドラインナップとなっている。
そこまで大きなモールではないので、半日くらいぶらっとするには向いている最適な施設だと感じた。
海沿いの2Fはテラスになっているのでこれからの時期は気持ちが良さそうだ。
近くに大規模な駐車場もあるので、車で行くにも便利。
雑貨はともかくとして、アパレルのラインナップは、適度な価格帯のブランドが多く、
この商業施設としてのライフスタイル提案は成功するだろうか。
ぜひ一度足を運んで、現在の「ライフスタイル提案」の最先端を感じて頂きたい。
「今はこんな感じ」というのが施設全体から感じられるはずだ。
MARINE & WALK YOKOHAMA
http://www.marineandwalk.jp/
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