【ShortNote】インプットしよう、おバカなことを。(2022年9月5日配信分)

10月から大阪は心斎橋PARCOにて、「イグ・ノーベル賞の世界展」が開催されます。
イグ・ノーベル賞とは、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞であり、ノーベル賞に「ignoble:不名誉な、恥ずべき」をかけたパロディ的なものとして1991年に創設されました。

受賞した研究には“バッタが映画「スター・ウォーズ」を⾒ている時に興奮していることを発⾒”など、普段の仕事にすぐ役立ちそうではないものの、いつかどこかで何かのヒントになりそうな絶妙な知識として非常に興味深い内容がラインナップしています。
この手のものは日本人よりも外国人の方が得意かと思いきや、これまでの受賞者には日本人も多く、その事実に驚くと同時に、妙に誇らしい気持ちになったのはきっと私だけではないはず。

日本を代表するクリエイティブディレクター・CMプランナーの一人である高崎卓馬氏は自身の著書「表現の技術」にて「すべての人は笑ったり泣いたりする直前に、必ず驚いている」と語っていますが、イグ・ノーベル賞がもう30年以上も続いているのは、そこにわかりやすく驚きがあるからかもしれません。

すぐに役立つものではないが、多くの人々の感情を刺激する大きな驚きがあるもの。
それは具体的にどういうものなのか、ぜひ心斎橋PARCOでチェックしてみてはいかがでしょうか。

※本記事は、yappliで配信をしているコラムメール「ShortNote」で配信をしたコラムを転載しております。

和泉真

大学卒業後、コピーライター/プランナー/クリエイティブディレクターとして複数の広告会社を経験。三越伊勢丹や東急ハンズ、東急百貨店やJINSなどの広告プロモーションやブランディング施策の企画・制作を担当。2021年にヤプリに入社し、マーケティング担当としてコンテンツマーケティングなどに取り組んでいる。