桜美林大学
キャリア開発センター
泉 毅 氏
櫻井 隼 氏

学生へタイムリーに
必要な情報を発信。
アプリ活用で、
就職活動をサポート。

この事例の結論・要点
  • 動機
    • 学生に適切な情報をタイムリーに届けたい
    • より自由なデザインで情報を発信したい
    • 就職活動支援コンテンツの集約
  • 活用
    • 就活イベントからお役立ち情報まで網羅
    • 学生とコミュニケーションできる場も
    • 月5~10件プッシュ通知で情報を定期配信
  • 効果
    • 就職希望者の約9割がダウンロード
    • 有益な情報をプッシュ通知で配信
    • 学生とアドバイザーを繋ぐ役割も

Yappliを導入したきっかけ

学生に適切な情報を届けたい。
アプリに就職支援情報を集約。

桜美林大学のキャリア開発センターでは、大学生活4年間に渡って、一貫した進路支援を行っています。学生一人ひとりが納得した進路を選択できるように、様々な施策を導入していますが、アプリもそのひとつです。5年ほど前、ある企業からの提案を通じてYappliを初めて知りました。特にアプリのプッシュ通知なら、思った以上に学生に見てもらえることがわかり、適切な情報を届ける手段としてアプリが有用だと感じ導入を決定。当該企業からYappliのアプリ提供を受けることとなりました。ところが2年ほど前、当該企業からアプリ提供を打ち切りたいとの打診が。アプリを使用している3・4年生が多くいる状況下で、アプリの廃止や変更を行うのは学生の不利益に繋がります。実は当時運用面でも、一部のURLにリンクを繋げることが難しかったり、デザイン自由度が低いという問題点がありました。それならば、この際本学とYappliとの直接契約に切り替えてリニューアルしようとの判断に至りました。リニューアルを経て、現在は就活アプリ「桜就勝」(以下、アプリ)を提供。学生の満足度の高いキャリア形成、就職活動支援を実現するため、アプリに就職関連情報を集約しています。

アプリの活用方法

プッシュ通知で、就活に役立つ
有益な情報をタイムリーに配信。

アプリでは、「就活イベント情報」や「インターシップ情報」、学生からの質問を受け付ける「しつもん部屋」等、就活に関わるコンテンツを展開。また、プッシュ通知で有益な情報をタイムリーに配信しています。アプリの役割としては、就職希望の学生へ適切な情報を適切な時期に届けることを主としています。これらの情報を有効に活用して能動的に動けるかどうかは、各学生の意思に委ねられていますが、キャリア開発センターとしては、我々が持っている情報をまずは学生に届けることが重要であると考えています。ここで肝となるのが、まずアプリをダウンロードしてもらうことですが、オリエンテーション参加時はもちろん、漏れてしまった学生に対しても3年生の個別面談でキャリアアドバイザーからアプリを紹介したり、学内の学生がよく集まる食堂やラウンジにポップアップを設置するなど、その存在を知ってもらう施策を行っています。また、リニューアルによって自由な設計が可能になったため、アプリデザインは見やすさにこだわり作成しています。例えば、トップビューのボタンを6個に絞り、下部に余白を作ることで、コンテンツが下に続いていくことが分かるようにするなど、直感的に学生が使いやすいようにしました。さらに、初めて触る学生のために「アプリの取説」というコンテンツも用意しています。

導入後の効果

就職希望者の約9割がダウンロード。
就活にかかせないツールのひとつに。

リニューアル前の制限があったアプリ運用と比較して自由度が増えた反面、使いこなせるのだろうかという不安も若干ありました。しかし、Yappliの管理画面はPC初心者でも分かりやすく、すぐに慣れてデザインから運用まで難なく扱えるようになりました。特別な知識が何もない状態でも、違和感なく直感的に触れることができ、アプリを継続&リニューアルする方向性に舵をきって本当によかったと実感しています。現在はアプリを通して学生へプッシュ配信を月5~10件のペースで行っています。就活イベントが多い月は15件ほどになり、重要度の高いものは複数回配信しています。また、イベントごとにトップバナーを変更する施策も行っています。リニューアル後もダウンロード数は現状維持もしくはやや増加で推移しており、総ダウンロード数は5,000の大台を突破。就活が本格化する3年生には年2回、オンラインでオリエンテーションを実施しています。その際にアプリの案内を行い、その場でQRコードを共有画面に提示の上、ダウンロードを促す時間を設けています。必要な情報をリアルタイムで配信できるプッシュ通知については、その重要性を説明。1学年約2,500名のうち就職希望者数は約1,800名ですが、新規ダウンロードの数は約1,700件程度あり、アプリが着実に普及していると感じています。

今後の展望

双方向コミュニケーションも可能に。
アプリの活用で就活がスムーズになる。

学生の就職に対する志向や、就活生と企業の関係性は、世相を反映して刻々と変化し続けています。だからこそ最新の情報を正確に知った上で、学生一人ひとりがより良い就活ができるようサポートしたいと考えています。その点で、アプリは情報収集に役立つ便利なツールであり強い味方。アプリにしかできない施策もあります。例えば、前述した「しつもん部屋」では、学生からの質問に職員が回答し、一方向の発信だけではなく双方向のコミュニケーションが取ることができ、さらに、そのやりとりを他の学生とも共有できるようになりました。これは、学生が情報を正しく理解する大きなメリットでした。以前は「アプリがわかりにくい」との声もありましたが、リニューアルからそろそろ1年、使える就活アプリとして学生の間でも少しずつ定着。一方で、まだまだ情報過多な部分があると指摘を受けることもあり、今後も改良が必要だと考えています。わかりやすく見やすいことにこだわり、各コンテンツについては閲覧数をもとに「本当に必要な情報かどうか」を精査。プッシュ通知の開封率アップの施策や、各コンテンツへの導線も、もっと検討をします。これから先は足し算の運用から引き算の運用へ。卒業年次や学群別のセグメント分けなど使い勝手の良さももっと追求していきたい。より学生が直感的に使え、情報が伝わりやすい就活アプリに進化していけたらと考えています。

桜美林大学
「キリスト教精神に基づく国際人の育成」を建学の精神とし世界を舞台に活躍できる人材を育成することを目指して教育活動を展開。特定の分野だけではなく隣接した分野も学べる「学群制」を採用しており、リベラルアーツ学群、グローバル・コミュニケーション学群など7つの学群での学びに加えて、国際交流や留学の機会も充実。一人一人にマッチした学びの場を提供している。
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