株式会社GOOD NEWS
取締役
世永 亜実 氏
企画部EC課 課長
佐藤 静香 氏
企画部EC課 広報PR
上田 圭介 氏

那須発の新進気鋭
スタートアップ、
20万人の顧客と
アプリでつながる

この事例の結論・要点
  • 動機
    • 顧客と繋がれる場の創出を検討
    • 新たなファン層の獲得・拡大
    • 店舗集客アップ、売り上げ拡大
  • 活用
    • 新商品やイベント情報の配信
    • サステナブルポイントの付与と投資
    • ユーザー参加型の企画の開催
  • 効果
    • アプリで会員数20万人を達成
    • 企業のストーリーへの共感を創出
    • アプリユーザーと商品開発も実施

Yappliを導入したきっかけ

ブランドや商品が持つストーリーは、
アプリなら届く、伝わる

食を通じてつながる場所をつくりたいという思いのもと、社会(地方)が抱える食の課題と向き合い、愛される商品づくりや自然と共生する街づくりを展開。栃木県那須町で手つかずの森を開拓・開発して作った商業施設「GOOD NEWS」の運営や、主力商品の「バターのいとこ」を始めとする、廃棄されてしまう未利用食材を使った商品の製造・販売等を行っており、那須本店、東京・北海道を中心に店舗を展開しています。アプリ導入のきっかけは、新施設オープンに合わせて多くの顧客との出会いから繋がり続ける=コミュニティ化する仕組みを作りたいと考えたこと。Yappliと、他社のクラウド型POSレジシステムを連携させることによって、顧客や購入時の情報を得られ、店舗・商品開発に役立てることもできます。かつ、集客アップや売り上げ拡大といった部分にも大きく寄与できるツールとして、アプリが最も適しているのではないかと考えました。また、「GOOD NEWS」らしさやこだわりをきちんと伝えるために可能な限り自社で運用したいと思い、その点でYappliのノーコードは重要で、簡単なのに自由度が高く、「GOOD NEWS」の描くコンセプトを細部に至るまで、デザインに反映できる点が決め手となりました。「Yappli CRM」によって細かい顧客分析ができることや、月額費用内で何度もプッシュ通知配信ができるのも大きなメリットです。

アプリの活用方法

顧客が一緒にまちづくりを進める仲間に。
アプリ活用で双方向の繋がりが生まれる

現在の公式アプリは会員証としての機能はもちろん、新商品やイベント等の最新情報から読み物コンテンツまでを豊富に盛り込んでいます。また、アプリダウンロード&会員登録をして「GOOD NEWS」でお買い物をするとサステナブルポイントとして購入金額の1%が付与されます。貯まったサステナブルポイントは金額換算され、弊社が行う自然環境に配慮した取り組みに運用――コンポストやリユースカップの購入代金、設備投資等に使われており、一緒によりよいまちづくりに関わっていただけたら…との想いから生まれた施策です。今年6月には、ポイントの一部を使用して商業施設「GOOD NEWS NEIGHBORS」内に牧場をオープンしました。サステナブルポイントの活用報告とその取り組みはアプリ内で詳しく紹介。サステナブルな取り組みに参加できているのが嬉しい、繋がりが感じられると多くの共感の声をいただいております。アプリは顧客接点の中でも、特にロイヤリティが高い方々に多くご利用いただける媒体なので、商品に対するアンケートや声をヒアリングしやすいのも魅力です。今年4月に発売した「那須高原限定ご当地BOX」ではアプリ会員様から「那須のイメージ」を募集して幅広い年代の方々から集まった声を包装紙デザインに反映。看板商品でもある「バターのいとこ」の新フレーバー募集も実施し、ユーザーに楽しんでもらえるような参加型の企画を今後も検討中です。

導入後の効果

累計ダウンロード数は20万人以上。
コアファンと継続的につながる

アプリの累計ダウンロード数はリリースから約2年で20万以上を達成。また、月間アクティブユーザー数もリリース時から2024年11月現在まで上昇傾向にあることに手応えを感じています。栃木県那須町という地方にあるスタートアップ企業ながら、20万人以上のお客様と常に繋がっていられることは大きな強みとなっています。アプリのダウンロード促進施策は、新店舗がオープンするタイミングでオープニングキャンペーン(オリジナルグッズなどが当たるガチャ企画)とともに行っていますが、概ね結果は良好で、弊社の思いに共感いただいているお客様に特にダウンロードいただいています。1日に数回行うプッシュ通知配信も反応が良く、サステナブルレポートや商品開発の背景まで、私たちの取り組みのストーリーをお楽しみいただけている実感があります。また那須の「GOOD NEWS NEIGHBORS&DAIRY」では、アプリを精算機にかざすと駐車場代が無料になる施策も実施し、アプリダウンロードの数ある流入元の中でも大きな存在感を見せています。アプリと合わせて導入した「Yappli CRM」では、来店したユーザーの細かな情報収集・蓄積が可能です。顧客の属性や行動データを分析することで、例えば東京の店舗でアプリ会員登録されたお客様が那須へ実際に訪れたケースを深掘り。さらなるファン層を増やすべく、今後もアプリ起点の施策を活用していきたいです。

今後の展望

データドリブンでファンの行動から
インサイトを深く紐解いていきたい

会員数10万人を目標に公式アプリをリリースしてから、現在の会員数は20万人超えに。ダウンロード数全体の9割以上の方が会員登録に直結しています。商品そのものの魅力はもちろん商品開発の背景や生産者さんの声、自然環境への取り組みをお届けする配信レポートに興味を持って下さり、「GOOD NEWS」の原点とも言えるサステナブルボーンに共感していただけるコアファン層が増加。その結果、アプリを起点とした双方向の繋がり、つまり新たなファンコミュニティの場が持てるようになりました。アプリ導入の当初の目標は果たせていると感じていますが、アプリのポテンシャルからするとまだまだ道半ば。具体的には、Yappli CRMと他社のクラウド型POSレジシステムの連携によって蓄積されている様々な顧客データを今後のコミュニケーションにもっと活用していきたいですね。例えば「バターのいとこ」を購入した人が、どのくらいの割合で新商品を購入しているのか、ECサイトと実店舗での購入属性の比較検討等…顧客データには新商品開発や店舗集客アップに繋がるヒントがたくさん詰まっています。まずは、今年中にアプリ会員のお客様へ向けて、さらなるメリットを還元できる施策強化を検討中。ECサイトでの買い物時に使えるクーポンアプリの配信や、ランクに応じた特典の導入を予定しており、アプリを起点とした更なるファン獲得と育成の基盤を強固にしていきたいです。

株式会社GOOD NEWS
「食」をテーマに社会課題をデザインによって解決することを目的とした商品づくりやまちづくり、仕組みづくりを行なうスタートアップ企業。那須町に拠点を構え森との共生をテーマにした商業施設「GOOD NEWS」の運営や地場資源を活かした商品開発に取り組んでいる。
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