アプリビジネス最新レポート Vol.23【導入事例 − サンリオ様】

いつでもアクセスできる入口
若年層の顧客獲得を実現

株式会社サンリオエンターテイメント
サンリオピューロランド営業部 マーケティング課
課長代理
志賀 優子 氏

ファンの好みにあった
情報を
提供したいと
考えています

アプリを導入したきっかけ

新規顧客の獲得ではなく
ファンのためのアプリ
スマートフォン上に
いつでもアクセスできる入り口を

当社がこれまでお客さまとの接点として持っていたのは、WebサイトとTwitter、Facebook、それにLINE公式アカウントでした。しかしそれらは、マーケティングの視点から考えると、どちらかといえば新規顧客獲得の側面が強いものです。当社やピューロランドのファンに、いつでも当社の情報に触れて頂くには、お客さまの手元にあるアプリが最適ではないかと考えました。 テーマパークという特性上、一般的なアプリに比べれば使用頻度は決して高くないかもしれませんが、スマートフォン上にワンタップで当社の情報へアクセスできる入り口を常に置いておけることは他のチャネルにはないメリットだと思います。

アプリの一番の強みだと考えているのは、プッシュ通知です。プッシュ通知を通してその人に合った情報を提供すれば、1年に1回しか来場されない方が、もしかしたら2回、3回と来てくださる可能性があります。またWebサイトにはたくさんの情報があるため、その人に合った情報を届けるのはアプリならできそうだと考えました。そういった新しい取り組みをするためにも、アプリは重要になるのではないかと考えました。

なぜYappliか?

計画しながらも
諦めかけていたアプリ開発
Yappliとの出会いで
スピードリリース

Yappliは、セミナーを拝見して知りました。その際、私の上長が話を伺い、こんな簡単にアプリが開発できるのかと驚いていたのをよく覚えています。
実は、以前からアプリ開発は企画があり、当然スクラッチ開発をベースに複数社から見積もりを取りました。プッシュ通知やクーポン配信など、当社が追加したい機能を伝える度、開発費が積み上がり、最終的にはYappliの導入コストと約10倍の差になっていました。

そのため、費用対効果を考えると難しいと判断し一度は諦めていましたが、アプリの重要性は社内でも根強く残っており、「ファンに向けてアプリを提供するべきではないか」という思いは消えていませんでした。Yappliからの提案はちょうどその頃で、CMSで簡単に、しかも10分の1の予算で作れるツールがあると知り、すぐに導入を決定しました。

実際に運用をはじめると、管理画面がとても使いやすいです。地図上で特定のエリアにプッシュ通知を送る機能(ジオプッシュ)がありますが、最初はエリアを絞りすぎて反応が薄ければ地図上でドラッグしてすぐに調整できるなど、非常に簡単に扱えます。そのようなトライアル&エラーをすぐに行える点は素晴らしいと思いますし、実際にプッシュ通知の開封率を上げることも容易にできます。ブログを書いたことがある方なら、どなたでも簡単にアプリのコンテンツを更新することが可能だと思います。

アプリを導入してどうか?

"手のひらピューロランド"が
何でも教えてくれる。
滞在時間の上昇と、
若い世代の顧客獲得を実現

当社のアプリは、現在のピューロランドの状況がスマートフォン上ですぐに分かることを目指し、「手のひらピューロランド」というコンセプトにしています。具体的には、現在のアトラクションの待ち時間、レストランの混雑状況などを閲覧できるようにし、最も人気のあるコンテンツとなっています。Webサイトにも同じ情報は掲載していますが、来園中の方がブラウザを立ち上げてサイトを見ることは少ないので、アプリによって簡単に閲覧できるようになったことは大きな変化だと思っています。

アクセス解析を見ると、流入数は「オーガニック検索」の次に「アプリ」という順番で、LINE公式アカウントを上回っています。また、アプリの導入によりコンテンツの閲覧滞在時間が6~7%と非常に伸びています。サイト内の回遊も、Webサイトは約4ページぐらいで離脱していますが、アプリだとお客様の隙間時間に上手く入れているのか、約8ページと長く滞在していただけているようです。

プッシュ通知の効果として、瞬間的にアクセス数を取れるのはLINEですが、通知からの回遊率はアプリの方が高くなっています。アプリをリリースした当初のプッシュ通知開封率は80%と高く、お客さまはアプリを待っていたのだと感じました。

また、アプリをリリースすることにより若い年齢層の方を獲得できています。Webサイトは主に30~40代の母親世代が中心ですが、アプリユーザーは圧倒的に10~20代です。若年層にリーチするために、アプリは強力なツールだと再認識しています。

今後の展開

同じファンでも
ピューロランドの楽しみ方は違う
マーケティングオートメーション
との連携で見える未来

当社では、アプリ運営プラットフォームの「Yappli」とマーケティングオートメーション(MA)の「Salesforce Marketing Cloud」を連携させています。現在はデータを集め、シナリオを設計している段階ですが、前述の通りアプリは、ファンの方、リピーターの方に多くご利用いただいています。それぞれキャラクターが好きな方もいらっしゃれば、ショーやパレードを楽しみたい方もいらっしゃいます。そういったお客さまの好みに合わせてプッシュ通知の内容を変えることは、当然行っていく予定です。

また、当社で発行しているQRコード付きの入場チケットとアプリを紐付けすることができるので、将来的には、ご来場状況に合わせてフォローの訴求をするといったパーソナライズ配信のようなことも考えています。すでにメールマガジンにはMAを導入していますが、今後はアプリでもパーソナライズを充実していきたいと考えています。

今年、Salesforceへの紐付けするため、アプリから会員登録ができるよう改良しましたが、その際にアプリ内限定でダウンロードできるインセンティブを付与しました。そのことをファンの方がTwitterで広めてくださり、アプリのダウンロード数増加にも貢献しました。

Salesforceとの連携以外では、AppleのiBeaconには期待しています。ピューロランド内のリアルタイムな混雑状況をお伝えできればお客さまに喜んで頂けると考えています。例えば、「このレストランは非常に混雑していますが、実は反対側のレストランはまだ空いています」、といったことをお知らせできれば、お客さまにもメリットがあり、園内の効率的な運営にもなります。コンセプトの「手のひらピューロランド」を実現するため、今後もお客さまに喜んで使って頂けるアプリにしていければと考えています。

株式会社サンリオエンターテイメントについて
サンリオのグループ企業で1987年、サンリオピューロランドの運営会社として「サンリオ・コミュニケーション・ワールド」という名称で設立。1990年12月には東京都多摩市にサンリオピューロランド、翌年4月には大分県速見郡日出町にハーモニーランドを相次いで開業した。2009年に、テーマパーク事業再編の一環として「サンリオエンターテイメント」が新設され現在に至る。ハローキティを始めとしたおなじみのキャラクターたちが出迎えるテーマパークは、子どもから大人まで楽しめるアトラクションが豊富に揃い、キャラクターたちによるパレードやショーも人気。

©'13,'21 SANRIO S/D・G ©'15,'21 SANRIO S/T・F ©'15,'21 SANRIO S/F・G ©'17,'21 SANRIO MP,TX
©'75,'76,'79,'84,'85,'86,'88,'89,'90,'92,'93,'96,'98,'99,'01,'04,'05,'09,'10,'12,'21 SANRIO APPROVAL No.P1212241
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