アプリビジネス最新レポート Vol.46【導入事例 − 沖縄セルラー電話株式会社様】

沖縄県民の健康向上を志し
アプリでヘルスケア事業に参入

沖縄セルラー電話株式会社
事業活性化推進室
うちなーSmart Life 推進グループリーダー
兼 社長付特命担当
課長
田中 健介 氏
うちなーSmart Life 推進グループ
課長補佐
伊芸 良 氏

  • オウンドメディア
  • その他

幅広い年代にご利用いただけて、
身近に感じていただけるのは
やはりアプリだなと結論づけました

アプリを導入したきっかけ

沖縄県民の生活を
より良いものにするべく
ヘルスケア事業に初参入

「なぜ通信事業者の沖縄セルラーがヘルスケアアプリを?」と思われる方が多いかもしれません。当社は創業当初から「地元に全力!」をキャッチフレーズに掲げ、沖縄県民の皆様がより良い暮らしを送れることを第一に考えてきました。
そのなかで、近年、沖縄の健康問題が深刻になりつつあると感じていたんです。一昔前まで沖縄は健康長寿県でした。でも今は違う。都道府県別の平均寿命ランキングを見ると、女性は依然として1位なのですが、男性は25位まで低下してしまっています。また、生活習慣病にもかかりやすく、人工透析を受ける方の割合が平均よりも高くなっているんです。
このような状態をなんとか改善したいと思い、ヘルスケア事業への参入を決めました。

当然、アプリ以外の手段も検討したのですが、幅広い年代にご利用いただけて、身近に感じていただけるものと考えるとやはりアプリだなと結論づけました。

なぜYappliか?

スピード感を重視した結果
Yappliを選択
多機能でもわかりやすいUI設計も導入の決め手に

Yappli導入の決め手となったポイントは2つあります。
1つ目はスピード感。当社がヘルスケア事業に参入するのは初めてで、業界的にはかなり後発です。だから、とにかくスピードを重視するべきだと考えていました。
ただ、アプリをスクラッチで開発するとなると、どうしても時間がかかってしまう。付き合いのある代理店の方に相談したところ、構想していた機能をすべて盛り込むと、2年近くはかかるうえ、コストも膨大になると教えてもらいました。

Yappliの場合は、管理画面やPreview Yappliを見ながらアプリのコンテンツをブラッシュアップできると知って、早く開発できそうだと感じました。まさに私たちが求めていた、途中で軌道修正を入れられる開発体制を実現できるのがYappliでした。仕様を決めてしまったあとで修正が入れられないなどのリスク回避の観点から、非常に良かったと感じています。

2つ目は、わかりやすいUI。アプリには、食事・運動・バイタルデータなど多様なデータを管理する機能をYappliに組み込んで実装しているのですが、たくさんの機能を一度に提示しても、UIがごちゃごちゃしてしまって何ができるのかわかりづらい。結果使っていただけない可能性が高くなってしまう。だから、できる限りわかりやすくシンプルに設計するにはどうすればいいか考えていたところに、YappliのUIを見せてもらって。横スクロールでカテゴリーごとに画面を切り替えられるUIはすごくシンプルで、ユーザー目線から見てもわかりやすく設計できそうだと感じました。

実際、開発に着手してからリリースまで7ヶ月程度で進行できました。当社側のアプリチェックの期間を除くと、実質3~4ヶ月ほどでアプリを完成させることができました。当社はKDDIグループなので、アプリリリース前にグループ会社のチェックを通す必要があります。担当者からも「何百社も導入実績があるYappliなら技術的にも大丈夫だろう」と信頼の声もあがってましたね。

アプリを導入してどうか?

新聞広告を活用し、
目標ダウンロード数突破
アクティブユーザー数も順調に推移

沖縄県民のためのアプリなので名称は、沖縄では褒め言葉として日常的に使われている「じょーとー(上等)」をローマ字にして「JOTOホームドクター」と名づけました。
リリース直後は、auユーザーを中心にプロモーションを進めました。実は、沖縄県はauのシェアが約50%。新機種やキャンペーン告知用のショートメッセージでアプリリリースをお知らせすれば、多くの方に見ていただけます。
メインターゲットは、生活習慣病予備軍の40~50代で、その年代の方々の多くが新聞を読んでいます。なので、沖縄の新聞に広告出稿してみたんです。すると、男性の方のダウンロード数が一気に伸びました。

そもそも沖縄は規模が小さいため、リーチできる人が少ないというのもありますが、使えるオウンドメディアが多いのが当社の特徴なので、アプリのプロモーション自体は計画通りに進められていますね。

ダウンロードいただいたユーザーからの反応も良好です。
「JOTOホームドクター」の機能は大きく2つ。日々の食事や運動を記録して「見える化」するという日常的に使っていただけるヘルスケア機能と、近所の病院検索機能や医療費の後払い機能など、万が一に備えるための安心サポートサービス機能を搭載しています。
現状、1番使われているのは食事記録の機能ですね。別システムからYappliに組み込んでいるのですが、食事写真を撮影しアプリに送信するだけでカロリーを自動計算してくれるため、気軽に使っていただきやすいんだと思います。

今回、アプリをリリースしたことで、「健康を意識しましょう」というメッセージを発信し続けられる土台を形成できたと感じています。
先日も、当社直営店舗であるau NAHAにタニタの体組成計を設置し、アプリと連携させれば、体内データを取得できる新機能をリリースしました。ユーザーからもアプリで健康管理が出来てとても使いやすいと好評です。オフラインも巻き込みながら、健康向上につながる啓蒙活動を続けていきたいですね。

今後の展開

沖縄の医療機関と連携し、
より包括的な健康サポートを実現したい

「JOTOホームドクター」アプリは、最終的には沖縄全土の医療機関と提携し、県民の健康向上に貢献することを目標としています。たとえば、不調を感じて病院に行くと、アプリ内のデータが医師にシェアされ、普段の生活習慣を踏まえた精緻な診断ができるようになるなど、医療機関と連携することでできることの幅は広がります。なので今は、アプリの認知を拡大しつつ、医療機関にも働きかけているところです。

沖縄の場合、みんなで沖縄を盛り上げていこうという意識が強いので、「沖縄のために」という共通の目的が出来れば、競合にあたるような企業でも協業するケースが多いんですよ。今後Yappliには、沖縄の導入企業を集めた勉強会や交流会の開催もそうですし、相互送客できるようなプラットフォームとして機能するようになるとすごくいいなと。ぜひ沖縄企業のコミュニティをより強化していただきたいですね。

1991年に設立された沖縄セルラー電話株式会社は、「事業を通して、沖縄経済の発展に貢献すること」を企業理念に、「地元に全力!」のキャッチフレーズを掲げる地元密着型の企業。KDDIグループであり、沖縄唯一の総合通信事業者としてスマートフォンや固定回線、IoTなど多様な通信事業を展開する。
他方で、沖縄県民の平均寿命の低下、罹患率向上を課題に感じ、健康サポートアプリの開発に着手。2019年5月「JOTOホームドクター」をリリースした。

実際に制作されたアプリはこちら
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