マーケターが抑えておきたいプッシュ通知の基礎知識

ご存知「プッシュ通知」は、ユーザーがアプリを起動していなくても通知がスマートフォンのホーム画面に届く便利な機能だ。ユーザーにとってはクーポンや短期間のセールなどのメリットを享受しやすくなり、アプリ運用者は皆、アクティブ率の向上やロイヤリティの強化などに活用したいと考えているはずだ。

しかし想像して欲しい。一人のユーザーが何個もアプリをダウンロードした場合、全てのアプリのプッシュ通知をオンにするだろうか?また、何かしらの更新のたびに頻繁に通知してしまうと、ユーザーに「ウザい」と思われ、アンインストールや通知オフをされてしまう可能性が高くなってしまわないだろうか。

そこで、マーケターはプッシュ通知の特徴やメリットを抑えた上で、自身の運用するアプリにどのように活用すればその目的を果たせるのか、あらかじめ押さえておかなければならないだろう。(主にこの記事ではアプリにおけるプッシュ通知に関して記載する。)

1.プッシュ通知とは

プッシュ通知とは、自社アプリをダウンロードしたユーザーに対し更新情報など任意のメッセージを伝えることができる、アプリ運用には欠かせない機能だ。ユーザーが通知を許可していれば、スマートフォンのロック画面やユーザーのスマートフォン利用時に表示される。

プッシュ通知からはワンタップでアプリを起動でき、アクションを誘引させやすい。また、アプリの登録情報から配信先のターゲティングや時間指定なども行うことができ、マーケティングを行いやすいという利点を持つ。

一方でスマートフォンの設定画面からかんたんに通知を切ることも可能であるため、リテンションにはユーザーの理解、分析が必要となる機能といえるだろう。

プッシュ通知の特徴、効果やメリットは?

プッシュ通知の最大の特徴は、メルマガと異なりアプリを起動していなくてもスマホに通知を送ることができるという点にあり、それによって以下のような効果やメリットが期待できる。

開封率の高さ
プッシュ通知は簡単に素早く情報を閲覧できるので、ユーザーにとって負担が少なく開封してもらいやすい。またアプリを利用しているユーザーのみに配信されるため、メルマガと比較すると開封率が高い事が統計的にもあらわれている。

アクティブ率の上昇
スマホアプリを起動していない状態で通知を送ることができるということは、ユーザーがアクションを起こす確率が上昇するということである。

例えば、あまりに多くのアプリをダウンロードしたばかりに、ダウンロードしたことすら忘れられてしまうアプリもあるだろう。そこで、「アプリの自動更新情報」や「お知らせ」「新機能の紹介」などの情報をユーザーに通知することで、アプリの存在を思い出し、再度アプリを使用する可能性が生まれる。

また、リアルタイムに近い形で情報を流し、キャンペーン・イベントの参加を促すなどの目的でも利用できるだろう。

顧客ロイヤリティの向上
アプリの新規ユーザーをリピーターとするため、プッシュ通知によりユーザーへの接触回数を増やし、配信先のユーザーにメリットの高い情報を伝えることで、ユーザーのサービスに対するロイヤリティを高める効果も期待できる。

実際にはこれらのメリットをうまく享受するためには、運用に何らかの差を付ける必要があるだろう。なぜなら、自社の通知が伝えたい情報は、同様にユーザーが他にダウンロードしたアプリからの通知に埋もれてしまいがちなのだから。

2.プッシュ通知をうまく活用するポイント

このようにプッシュ通知は、ユーザーにとって素早く且つ簡単に情報を確認でき、企業側にとってもアクティブ率や活用率が上がるというメリットがある。

一方、送るタイミングや頻度、内容等を考慮しないで運用すれば、ユーザーにとって迷惑なものとなり、逆効果になりかねない。ユーザーの作業を中断させてまで通知を見てもらうには、それだけ価値ある情報を届ける必要があるのだ。

以降は、プッシュ通知を上手に活用し、リテンション率を上げていくためのポイントについてあげていこうと思う。



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